中古レコード、特に日本盤には様々な付属品があり、それらが有ると無いとでは、値段にも影響します。
例えば、日本盤に特有な「帯」。
この付属品が無いと、千円位安かったりします。
レコードを聴くだけでなく、付属品を愛でるのも中古レコードの楽しみの一つです。
今回は、帯を始めとした、ポスターやピンナップなど色々な付属品を紹介します。
この記事を読むと、中古レコードを買うのがもっと楽しくなりますよ!
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主な付属品の種類

ライナーノート、帯、ポスター、ピンナップ、ポストカード、シングル盤などがあります。
これらが、無いと値段に影響するので、プライスタグに「ポスター無し」や「ライナーノート無し」と記載されている場合があります。
*プライスタグについては、プライスタグはただの値札ではない(A面)と(B面)を参考にして下さい。
記載がない場合もあるので、やはり、検盤の際に自分の目で付属品の確認も必要です。
では、具体的に見ていきましょう!
大型ポスター

山口百恵のベスト盤に付属する大型ポスターです。
いい表情です。
かっこいい!


ジャケットと歌詞カードです。
帯はありません。
このジャケ写だけ眺めても飽きませんね。
では、次の一枚を。

これぞロックスターな大型ポスターです。
ローマン・ホリデーのセカンド・アルバムで、先着2万名にプレゼントされた物です。

帯、シュリンク、ステッカー、ライナーノート、そして、大型ポスターの付属するパーフェクトな1枚です。
音も最高です。
リード・ヴォーカル(中央)のスティーヴ・ランバート、かっこいい!
ちなみに、ポスターはもったいないので飾りません。
たまに、出して眺めるだけです。
ピンナップ
大型ポスターより、こぶりなピンナップも付属品として多いです。


80年代を代表する女優であり、歌手の薬師丸ひろ子のアルバム「夢十話」に付属するピンナップです。
初回プレスのみ限定です。

これは、歌詞カードですが、見開きで中もオールカラーです。
帯、ピンナップ、歌詞カードの3点セットです。
では、次。

一見普通のピンナップのようですが、裏が歌詞カードになっています。

シティーポップでも再評価されている、菊池桃子のアルバム「OCEAN SIDE」。
アイドルのアルバムは、このようなピンナップの裏が歌詞カードのパターンが多いです。
ブックレット
歌詞カードの一種として、豪華にデザインされたブックレット形式の物も付属品としては重要です。
アルバムのイメージを広げる効果もあり、これを見ながらレコードを聴くスタイルは、アナログ盤ならではです。


ユーミンの「パール・ピアス」に付属する、安西水丸によるブックレット形式の歌詞カードです。
もはや安西水丸の作品集とも呼べそうな内容で、このアルバムの都会的で浮遊感のある世界を見事に表しています。
では、次です。


YMOの傑作アルバム「テクノデリック」に付属する、ブックレット形式の歌詞カードです。
ロシア構成主義的なデザインがこのアルバムのイメージを拡張しています。
ツアーパンフレットのようでもあります。
残念ながら、先着10万名にプレゼントされたポスターはありません。
ジャケットの紙製内袋
レコードをジャケットに収納する時に、キズや静電気を防ぐためにインナースリーブと呼ばれる内袋に入れます。
ポリ袋と紙袋があり、破れたり古くなった時に交換しますが、このうち紙袋の方は、オリジナルなものに価値があるので、注意が必要です。


写真は、1983年にリリースされた、大貫妙子のアルバム「SINIFIE」の紙製インナースリーブの表と裏です。
裏が歌詞カードになっています。

ジャケットや先ほどのインナースリーブのポップなデザイン、色使いが83年と言う時代の気分を表しています。
このインナースリーブが市販の無地の物に変えられていたら、価値が下がります。
ちなみにこの曲のアレンジは、坂本龍一です。
7インチシングル盤
LPに7インチのシングル盤が付属するパターンです。


坂本龍一の傑作アルバム「音楽図鑑」に付属する、7インチのボーナス・シングルです。
このレコードはセカンド・プレスで、初回プレスの方は12インチ・シングルが付属されています。
さあ、最後はこれです。
ポストカード


80年代を代表する、英国のインディーズ・レーベル「ROUGH TRADE」からリリースされたガールズ・バンド、ザ・レインコーツのアルバムに付属するポストカードです。
所属アーティスト達の写真がデザインされた、このポストカード。
これは貴重です。
アルバム自体は見本盤で、帯が破れていますが、このポストカードがあるだけで、価値が違ってきます。
まとめ
基本的には、付属品がないと値段が下がりますので、逆に、どうしても欲しいアナログ盤が高価な場合、こうした付属品がないモノを選ぶのもアリだと思います。
うにも、若い時は、帯やライナーノートのない日本盤を結構買いました。
大切なのは、まずアナログ盤で聴く事です。
余裕ができたなら、完全に付属品が揃ったモノを買っていけばいいと思います。

おわり!
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