2025年もよろしくお願いします!
新年最初にお届けするのは、うに流のCDの買い方です。
中古CDに限らず、中古のレコードや本は自分の好きなように買えばいいんじゃの?と言う声が聞こえそうです。
基本それでいいんですが、少しの知識でお得に楽しく買えるのでぜひ参考にしてみて下さい。
それでは、今年の初売りで、実際に購入した中古CD3枚を例に解説します。
うにのアナログ生活は、楽天アフェリエイト、Amazonアソシエイトプログラムをはじめとした各種アフェリエイトプログラムに参加しています。
本ページは広告が含まれています。
ノイエ・タンツ
このCDを含めた3枚は、「その他コーナー」のような、雑多なジャンルのCDが無造作に放り込まれた箱の中から選びました。
スルーしてしまいそうな、コーナーですが、確実にチェックしましょう!
お買い得なCDに出会えるチャンスです。
さて、このCDは2018年に「YMO40」シリーズとしてYMO結成40年を記念して、オリジナル・アルバム10作品がリマスタリングで再発されるのに先立ち、リリースされたコンピレーション・アルバムです。
でも、最初にこのCDを手に取った時は、なんとなくそんなアルバムがあったよな、程度の感じでした。
うには、お店ではスマホで検索はしませんので、あくまで自分の思い出せる記憶で勝負します。
スマホを使わない理由は、中古CDやレコードを探す時の流れが止まるからです。
買ったCDと自分の判断の答え合わせは、家でCDを聴きながら行います。
なので、そのCDの周辺情報は、ジャケットや帯の文面などを参考にします。
帯から選曲・監修がTOWA TEI、リマスタリングは砂原良徳。そして、このCDが BSCD2であることが分かります。
中古価格は、税込み1,227円です。(当時の発売価格は2,400円税別)。
YMOの中古CD価格は最近、上昇傾向で、オリジナル・アルバムだと3,000円を超えています。
このCDはオリジナル・アルバムではありませんが、2018年と比較的最近のもので、ジャケットや盤のコンディションも良く、BSCD2である、と言う事、YMOチルドレンのTOWA TEI、砂原良徳が関わっている事、初回限定紙ジャケ、そして安い、と言う総合的な理由で購入を決定しました。
この間、約3分位です。
さて、中古CD購入の一つのポイントとして、CDの種類があります。(今回の場合は、BSCD2)。
何故かと言うと、近年高品質(高音質)CDが増えてきていて、中古CDにもそのような高音質CDが普通のCDと混在して販売されているからです。
中古の高音質CDが、普通の中古CDより高い価格で設定れている場合もありますが、そうでない場合もあります。
もし、中古の高音質CDが安いのであれば、そっちを買ったほうがお得ですね。
次に、高音質CDの種類について簡単に説明します。
高音質CDの種類
①HQCD(ハイクオリティーCD)
②UHQCD(アルティメイト・ハイクオリティーCD)
③SACD/CDハイブリット(スーパーオーディオCD)
④SHM-CD(スーパーハイマテリアルCD)
⑤EXRCD(exteded resoulution cd)
⑥BSCD2(ブルースペックCD2)
これらの高音質CDは、CDの素材や信号のプリント方式を向上させる事で、従来のCDでは再生しきれなかった音を、より原音に近いサウンドで再生する事ができます。
種類の表示はCDの帯やジャケットに記載されています。
③のSACDは専用のプレーヤーが必要ですが、SACD/CDハイブリッドは通常のCDプレーヤーでも再生可能です。
他のCDは、全て通常のCDプレーヤーで再生可能です。
ですが、高音質のCDのサウンドを十分に余す所なく再生させるには、それなりのCDプレーヤーが必要です。
いい音でも再現出来なければ、意味がありませんよね。
ライトメロウ・サルソウル
このCDは、パッと見てすぐに購入を決めました。
ライトメロウ・シリーズの洋楽編で、大好きなサルソウル、デジタル・リマスタリング、そして1,136円で安い!からです。
ポイントは、ライトメロウ・シリーズとデジタル・リマスタリングです。
ライトメロウ・シリーズは、最近のシティ・ポップの再評価の流れから生まれたもので、メロウ&グルーヴィーをコンセプトに、従来の歌謡曲やポップスとは違う見方で、野口五郎や大橋純子、尾崎亜美などを取り上げています。
タワーレコードでだいぶ前に配布されていた、ライトメロウのチラシです。
こう言う資料も、購入する時の役に立ちます。
デジタル・リマスタリングにより、音圧が高くなり、ノイズが取り除かれ、スッキリとした音になります。
何度となく再発売されているCDの中古盤は、デジタル・リマスタリングされているモノを購入した方がいいと思います。(好みですが)。
デジタル・リマスタリングされている場合は、帯に記載されています。
電気グルーヴ「フラッシュ・パパ」
今やテクノ界の大御所、電気グルーヴの中古CDは全体的に高いです。
このメジャー進出のファースト・アルバムは409円だったので、即購入決定です。
実は、全部聴いた事がなかったCDです。
1991年リリースの30年以上前のアルバムで、歴史的価値(日本のクラブ・ミュージックの黎明期)も含めて買いました。
今回参考にした書籍
このような本を繰り返し読むことで、音楽の理解度が深まり、中古CDやレコードを買う際の自分の指針となります。
まとめ
今回購入した3枚のCDの音質は、一番いいのが、「ノイエタンツ」(2018年)で、次が「ライトメロウ・サルソウル」(2014年)、そして「フラッシュ・パパ」(1991年)になると思います。
又、後で気がついたのですが、今回購入した3枚の中古CDは、情報面で繋がりがありました。
ノイエタンツ(砂原良徳がリマスタリング)→砂原良徳は元電気グルーヴのメンバー→電気グルーヴは大ヒットシングル「シャングリラ」でSILVETTIのスプリングレイン(ライトメロウ・サルソウルの15曲目)をサンプリングしています。
これが、答え合わせです。
追記
高音質CDを楽しむには、それなりのCDプレーヤーでが必要と書きましたが、うにがお勧めするのは、(実際に使用している)一体型CDプレーヤーのTechnics SC-C70MK2です。
コンパクトながら、合計5つのスピーカーがあり、CDの音をハイレゾ音源に近い音に拡張する「CDハイレゾリマスター」を搭載しています。
つまり、このCDプレーヤーで再生するだけで、どんなCDも高音質にリマスターされると言う、とんでもない機能です。
おそらく、このCDプレーヤーでなければ、ノイエタンツのリマスタリングの意図やサウンドの良さは分からなかったと思います。
もちろん、上を見れば切りが無くて、どこかで(予算、設置スペース、デザインなど)妥協する必要があるのですが、手が届く範囲で、いい音を簡単に楽しめるのは、この機種が一番だと思います。
絶対にCDを聴くのが楽しくなりますよ!
ぜひ試してみて下さいね!
Technicsの一体型CDプレーヤーSC-C70MK2を1年間使用した感想も参考にしてみて下さい。
コメント