インターネットでどんな情報も瞬時に集められる世の中ですが、アナログ生活としては、敢えてフリーペーパーの魅力を紹介したいと思います。
色々なジャンルがありますが、今回はやはり音楽を扱うフリーペーパーを!
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伝説のレコード店「WAVE」のMANIFEST
WAVEは西武セゾン系のレコード店で、六本木、渋谷、池袋、川崎、梅田、札幌にありました。
うには、梅田と札幌以外は何度か行って輸入盤を買いました。特に六本木店は当時最先端のお店だったと思います。
そのWAVEのフリーペーパー「MANIFEST」は、独自のセレクションによる輸入盤の紹介が特徴でした。
ジャンルや年代、国を縦横無尽に超えた、そのあまりにも斬新で素晴らしいレコードやCDのセレクトに何度も興奮した記憶があります。
写真は、1991年夏のもので、QUIET SUMMERと題されたコーナーの、アルバム4枚の統一したイメージの見事さ!
この時点でニューエイジ・ミュージックを取り上げているのが凄いです。
渋谷の老舗レコード店だった「CISCO」のBPM REVIEWS
渋谷の宇田川町にあったレコード店CISCOのフリーペーパーは、ダンス系のレコード(12インチシングル)やCDをカラーで紹介していました。
12インチシングルのジャケットをカラーで確認できレビューもあったので、実際に買う時に非常に参考になりました。
表紙は、マイルス・デイヴィスのラスト・アルバム。1992年8月号。
国内最大のリアル店舗レコード店「タワーレコード」のbounce
大手レコード店、タワーレコードが発行するbounceは、国内外の新譜やアーティストのインタビュー、連載企画でソウル・ミュージックを深掘りするなど、フリーペーパーの中では、かなり読み応えがあります。
毎月コンスタンスに発行しているので、今の音楽の流行りや動向がよくわかります。
表紙はウィークエンド。
アルバム「Down FM」のリリースに合わせたレビューが掲載されています。
亜蘭知子の「Middnight Pretenders」がサンプリングされ話題になりました。
2022年4月号。まだコロナ禍の最中です。
フジロックフェスティバルのオフィシャルフリーマガジン、Festival Echo
2004年創刊。フジロックフェスティバルの情報提供だけではなく、野外フェスの啓蒙活動や音楽とエコロジーの活動を積極的に紹介してきたフリーペーパーです。
フジロックに行った事がある人も、ない人も楽しめる紙面が特徴です。
その年の、出演アーティストのラインナップを確認したり、過去の出演アーティストを思い出したりするには、やはりこのような紙媒体がいいです。
2023年初日のヘッドライナーは、ザ・ストロークスでした。
カシオ計算機のSWITCH
GショックのDJ用のシリーズ、G-COOLのPRの為だけのフリーペーパーなのか不明です。BPMカウンター搭載の腕時計は多分カシオ計算機しか作ってないのでは。
内容は、1997年7月12日にベルリンで開催されたテクノの祭典「ラブパレード」のルポルタージュです。表紙はベルリンの戦勝記念塔に集った人、人、人。100万人を超えたとのこと。
タワーレコードが発行している「intoxicate」
同じタワーレコードのbounceとは趣が異なり、こちらは、ジャズ、民族音楽、映画、クラシックなどのコンサート、ライブなどの紹介、アーティストのインタビューが特徴です。
美しい写真が多く掲載され、気軽に読めて、普段あまり馴染みのないジャンルの音楽の情報収集に最適です。
2023年6月号の表紙はパット・メセニー。ニュー・アルバム「ドリーム・ボックス」のリリースに合わせて登場。
まとめ
フリーペーパーはその名の通り、無料なので誰でも簡単に手に入れやすく、残念ながら簡単に捨てられる運命にあります。でも、販売されている雑誌、書籍とは違い、後から振り返ると、その時代の刹那的な匂いや記憶を濃厚に閉じ込めている事が分かります。そして資料的な価値も高いです。
おわり!
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