今から40年前の1980年代。この時代のポップ・ミュージックは、過去に何度か再評価されていますが、いまだに評価の幅が大きく、中古レコードの値段も高いモノと安いモノの差が大きいです。
と言うことは、初心者の方にも、安くていいレコードが買えるチャンスがあり、コレクターの方も見逃していた中古レコードを、手に入れるチャンスと言えます。
今回はうにが選んだ、そんな80年代の中古レコードを紹介します。
うにのアナログ生活は、楽天アフェリエイト、Amazonアソシエイトプログラムをはじめとした、各種アフェリエイトプログラムに参加しています。本ページは広告が含まれています。
スティービー・ワンダー「CHARACTERS」1987年
スティービー・ワンダーの場合は、70年代の3部作があまりにも評価されていて、その後の80年代の作品の評価が極端に低いです。
なので、このアルバムは発売当時も今も評価が低いままです。
中古価格はUS盤でも千円以下です。
実際に聴くと、キャッチーな曲はないですけれど、マイケル・ジャクソンとのデュエット曲があったりと、聴きどころはあります。
ダイアナ・ロス「SWEPT AWAY」1984年
ダイアナ・ロスもスティービー・ワンダーと同じく、ソロで活躍した70年代の作品の評価が高く80年代の評価は全体的に低いです。
80年代のアルバムはUS盤でも、千円以下が多いです。
このアルバムでは、表題曲のSWEPT AWAYをダリル・ホールとアーサー・ベイカーがプロデュースしていたりと、話題性もあります。曲もいいです。
この曲の12インチ・シングルの方が中古価格は高いです。
フィリップ・ベイリー「CHINES WALL」1984年
EWFのファルセッター、フィリップ・ベイリーのこの作品も発売当時、かなり評価が低かったと思います。
フィル・コリンズがプロデュースと、デュエットもした「イージー・ラヴァー」が大ヒットしました。
大ヒットした作品が、低評価されるパターンです。
そのせいで、中古価格はやはり千円以下です。ロック寄りのサウンドも理解されなかったのでしょう。
カルチャー・クラブ「Waking Up With The House on Fire」1984年
このアルバムは当時、失敗作とまで言われた作品です。
確かに前作のカラー・バイ・ナンバーズが世界中で売れに売れたので、地味な印象はあります。
でも、ヴォーカルのボーイ・ジョージの歌声は前作より力強く、表現力も増しています。曲もそこまで悪くありません。
UK盤でマトリックス・ナンバーが付与されたものでも、千円以下です。
まとめ
スティービー・ワンダーの作品で、アナログ盤が普通に制作されたのが、「CHARACTERS」までで、その後はCDのリリース量が増えます。
体感的には、CDが9割でアナログ盤が1割といった感じです。
これは、その他のアーティストにも言える事で、1987年頃を境にCDとアナログ盤のリリース量が逆転していきます。
その意味では、「CHARACTERS」はスティービー・ワンダーのアナログ盤で、普通に手に入る最後の方の作品と言えるでしょう。貴重です。しかも今は安いです。
中古価格も評価も、2024年現在のものなので、今後変わって行くと思いますが、いつでも買えると思っていた中古レコードが急に高くなったり、在庫がなくなったりする事はよくあります。
買うなら今、でしょう!
コメント