世の中には様々なコンピレーション・アルバムが、新品、中古問わずありますが、内容もクオリティーも玉石混交です。
今回はその中から、Spotifyなどのプレイリストとは一味違う、名盤と呼べるコンピレーション・アルバム5枚を紹介します。
名盤コンピレーション・アルバムには何回でも聴きたくなる魅力があり、聴いていると音楽について深く考えたくなります。
聴き終わった後、きっと今よりも音楽が好きになっているでしょう!
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名盤の条件
①コンセプトに斬新なアイディアがある
②アルバムトータルで、新しい価値観を提示している
③一つの世界観がある
④何度聴いても飽きない
⑤キラー・チューンがある
うにが、考える名盤コンピレーション・アルバムは、上記①~⑤の条件に2つ以上該当するアルバムです。
では、実際に紹介していきます!
Free Soul シリーズ「COLORS」
90年代にシリーズが開始、その後現在まで続く息の長いコンピレーション・シリーズです。
「Free Soul」と言うコンセプトが、その後日本でのソウル・ミュージックのあり方まで変えました。
その数あるシリーズの中から大名曲、アル・クーパーの「JOLIE」を収録した本作「COLORS」を選びました。
条件①~⑤が全て該当します。
中古は、700円~1000円前後でみかけます。現行シリーズは、タワーレコードなどでも販売しています。
コンパイラーは、SUBURBIAを主催する橋本徹氏。
須永辰緒の夜ジャズシリーズ「digs Venus jazz opusⅠ」
日本のジャズ・レーベル、ヴィーナス・レコードの音源を、レコード番長ことDJの須永辰緒氏がコンパイル。
全シリーズで5枚出ていて、その中からOpusⅠを選びました。
条件②、④、⑤が該当します。
冒頭を飾る、Harold Maben Trioによる アース・ウインド&ファイアーのFantasyのカバーがこのシリーズのコンセプトを表しています。
ヴィーナス・レコードの楽曲をクラブ・ミュージックの要素である、音圧とBPM、多幸感、他ジャンルとの交配をキーワードにコンパイルしています。
The Rebirth of COOLシリーズ「THREE」
アシッド・ジャズのコンピレーション・アルバムは数多くありますが、ジャケ買いも含め、このアルバムを選びました。
コンパイラーは、ジャズ系DJのパトリック・フォージ他2名です。
条件、②、④、⑤が該当します。
日本を代表するクラブ・ジャズ系のグループ、U.F.Oの「Loud Minority」が収録されてるのがポイント。
多分、全部で4枚出ていて、中古でも比較的見かけます。
Sound Conciergeシリーズ「Air-conditioning」
DJやFPM名義でハウス系のラウンジ・ミュージックをクリエイトする、田中知之氏がコンパイルしたシリーズです。
その中から、ラウンジ・テイスト溢れる、ひんやりとした、心地よいソフト・ロック的な楽曲を集めた、このアルバムを選びました。
条件②、③、④が当てはまります。
これは、本当に中古で探して聴いて欲しいコンピレーション・アルバムです。
ブックオフのオムニバス・コーナーにあったりします。
FreeSoul ’90s シリーズ「red」
最後は、90年代にフォーカスしたFree Soulシリーズの中から、「red」をチョイスしました。
Alison LimerickのMAIKE IT ON MY OWNやCuriosityのHANG ON IN THERE BABY 、Hi-FiveのI LIKE THE WAYなど、キラーチューン満載のこのアルバムは、シリーズ屈指の名盤と言えます。
フリー・ソウルのリスナーと、ヒップホップのリスナーが、奇跡的にクロスしたと言う意味でも重要なシリーズです。
コンパイラーは、橋下徹氏。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介したコンピレーション・アルバムは、全てCDです。
CDは収録時間や解説(ライナーノート)の面で、非常にコンピレーション・アルバムに適したフォーマットだと言えます。
良心的なコンピレーション・アルバムを1枚聴くと、確実に音楽の世界が広がります。
アルバムの中の曲を全て自分で探して買おうと思ったら、膨大な金額と途方もない時間がかかります。
それが、中古で千円前後、新品でも3000円以内で手に入って聴けるのなら、探さない理由はありません。
先ずは、現在進行形のFree Soulから始めてみるのもアリですね。
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