普段、ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴いていませんか?
別にそれでもいいのですが、たまにはスピーカーを通した「音」を聴いてみませんか?
住宅環境もあるので、スピーカーで大音量の音楽を聴くのは難しいと思いますが、低い音量であれば、十分可能だと思います。
それには、CDがもってこいです。
アナログ盤だと音量が低いと、ノイズが気になりますが、CDはノイズがなく、低い音量でも音の全体像がハッキリしています。
ネット上の圧縮されたサウンドは音量が低いと、スピーカーを通した場合、奥行きが乏しくなりますが、CDにはそれがありません。
今回は、そんな音量を低くしても楽しめるCDを紹介します。
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音量を低めにしてもグッとくるCDとは?
ある程度音圧が高いCDの方が、音量を低めにしても心に響きます。
ざっくり言うと、最近のCDの方が30年前のCDより音圧は高いです。
CDは制作された年代で、音圧が大きく異なります。
理由は、デジタルの録音技術が年々向上し、近年ではパソコン1台で作曲、録音、マスタリングまで完結できるので、80年代初頭のCDと2000年代のCDでは、そもそも制作環境が大きく異なるからです。

最近の音楽の制作環境はこんな感じです。
音圧だけでなく、音像もかなり違います。
80年代はまだ、アナログのテープ・デッキを回して録音していました。
なので、お勧めは2000年代にリリースされたCDです。
80年~90年代のアーティストの作品でも、2000年代にデジタル・リマスターされたCDであれば、大抵の場合音圧は高くなっています。

デジタルリマスターは、その時代に合わせた音圧や音像に調整されるので、昔の曲でも今の感覚で聴く事ができます
音量調整の3つのポイント
1つ目は、少し高めの音量(ボリューム)から徐々に低くして、ベストな音量にする事です。

高めの音量で全体の音を確認した上で、音量を下げた方が、気持ち良く聴けるポイントが分かりやすいです。
2つ目は、室内の不要な音(換気扇、テレビなど)をなるべく消す事です。
そうする事で、CDの音量を無闇に上げる必要が無くなります。
3つ目は、音量に慣れるまで時間がかかるので、最低でも1曲は聴きましょう。
みそ汁の薄味に慣れるのも時間がかかりますよね。
同じです。
秋の夜長に音量低めでも心に残るCD5枚
主に、2000年代のエレクトリックなジャズやテクノ、ハウス、ダウンビートなどのクラブ・ミュージック系のアルバムを選びました。
理由は、これらのジャンルの音楽は全体的に音圧が高いのですが、非常に繊細でリスニング志向のサウンドだからです。
re:jazz

2002年リリース。
ドイツのフューチャー・ジャズ・レーベル「インフラコム!」から出された楽曲を、ジャズアレンジでカバーした企画盤です。
元々は、エレクトリックでクロスオーバーな打ち込みサウンドの曲を、生演奏(人力)で行っています。
普段、ジャズを聴かない人にもお勧めです。
今回のCDは全て、2年前に購入した一体型CDプレーヤー、TechnicsのSC-C70MK2で再生して実際に音量を下げて聴いています。
詳しくは、Technicsの一体型CDプレーヤーSC-C70MK2を1年間使ってみた感想を参考にして下さい。
このCDプレーヤー、安くはないのですが、過去にうにが使用した中では、非常に満足できる1台です。
音量を下げても、きちんとメリハリのある音像を再現してくれます。
スマホなどを接続して、Spotifyなどのストリーミングサービスを楽しむ事もできます。
実際に、re:jazz収録の曲を、このCDプレーヤーにスマホを接続し、Spotifyで聴き比べてみましたが、やはりCDの方が格段に音はいいです。
FKJ Vibin’Out

2017年リリース。
FKJはフランスのマルチ演奏者であり、打ち込みも行うアーティストです。
複雑に絡み合う電子音やサンプリング、生の管楽器や鍵盤が心地よいサウンドです。
音量を下げて聴いた方が、逆に本質が分かるアルバムかもしれません。
ZERO7 simple things

2001年リリース。
このZERO7のアルバムも、生演奏や打ち込み、サンプリングが混ざり合い、独特なサウンドスケープを醸し出しています。
映画音楽的な感じもありますので、静かな室内に合う1枚だと思います。
Tom Misch South Of The River

2018年リリース。
Tom mischは、トラックメーカーであり、ギタリストでもあるロンドンのアーティストです。
彼の出現で、ネオ・ソウル・ギターと呼ばれるジャンルも出来た程です。
ヒップホップのビート感、ネオ・ソウル由来のアコースティック感、そして優しく柔らかい歌声は、音量を下げて、秋の夜長に聴いてほしいですね。
アルバム1枚の流れも見事です。
GEORGE BENSON URBAN WEEKEND WITH GEORGE BENSON

最後は、タワーレコードの企画盤で、ジョージ・ベンソンの楽曲から、洗練された都会の週末をイメージする曲を集めた、2枚組CDです。
ジョージ・ベンソンの数ある80年代のアルバムから、全30曲をデジタルリマスターで収録しています。
全体的に音圧高め、クリアな音像で、アーバンな週末のイメージに合っています。
音量を下げて、流しっぱなしで食事のBGMとしてもお勧めです。
まとめ
音量を低くする事で、自然と意識が音楽に集中します。
ヘッドホンで大音量の音楽を聴き続けると、耳を痛めますので、時々スピーカーから低い音量で楽しむのもアリだと思います。
ぜひ、やってみてね!
おわり!
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