絶滅危惧種12センチ・シングルCDの世界

最近、8センチ・シングルCD（短冊CD)が注目されていますよね。

平成世代には懐かしく、令和世代には新しいようです。

今回紹介するのは、その8センチ・シングルCDではなく、12センチのシングルCDです。

サイズは、普通のCDアルバムとおなじ（12センチ）ですが、ジャケット（プラケース）が薄いので、すぐ分かります。

薄いプラケースは割れやすく、開閉する所が折れたりするせいでしょうか、中古店でも、他のフルアルバムのCDと比べ絶対数は少ないです。

2024年の最後は、そんな絶滅危惧種シングルCDの世界にご案内します！

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8センチ・シングルCDと12センチ・シングルCDの比較

左が今話題の8センチ・シングルCD（短冊CD)で、右が12センチ・シングルCDです。

ちなみに、BASIAのこのシングルは、当時（1994年）よくJ-WAVEで流れていました。

ジャケットの右上にハイプ・ステッカーが付いています。

12センチ・シングルCDの内容

基本的には、アナログの12インチ・シングルと７インチ・シングルのどちらかの内容です。

12インチ・シングルの内容は、「早い！安い！うまい！の中古12インチシングルを買ってみよう」を御覧ください。

12センチ・シングルCDの置かれている状況

12センチ・CDシングルはマキシ・シングルとも呼ばれ、1980年代の終わり頃から00年代の前半位まで多くリリースされました。

しかし、2005年にアップルの配信サービス（iTunes Music Store)が開始され、１曲単位でダウンロードが出来るようになると、急速に姿を消していきます。

現在、新譜の12センチ・シングルCDは、ほとんどリリースされておらず、中古店でもこのシングルCDだけのコーナーは見かけません。

クラブDJが、12センチ・シングルCDを使用しているという話も聞きませんし、今のところ、再評価の気配もありません。

完全に忘れられている状況ですね。

12センチ・シングルCD(マキシ・シングル）の魅力

8センチ・シングルCDには無いヴァージョンが収録されている事と、存在期間が20年位だった為に希少性が高い割には、中古価格が安い事です。

CDからi tunesの配信サービスへの移行期に、駆け抜けるように消えた12センチ・シングルCD。

とにかく安いので、探して買い集めるなら今かもしれません。

これから価値が高まる（？）かもしれない、12センチ・シングルCD9選

左からMISIAのファースト・シングル。中央はbirdの「BEATS」、右がRIP SLYMEの初期のシングル。

左から、元スウェードのギタリスト、バーナード・バトラーのシングル。中央はグラスゴー出身の人気バンド、Teenage Fanclubのシングル、右はビビアン・スーのプロジェクトD.E.Pの多分これが最初で最後のシングル。メンバーが豪華すぎです。

左から、英国のガールズ・ヴォーカル・トリオのクレオパトラ。ひっそり消えた感じのグループのシングルなので、貴重かも。中央は坂本龍一とデヴィッド・シルビアンの禁じられた色彩のシングル。右はフリー・ソウルでも人気のCuriosityのジョニー・ブリストルのカバー曲。

まとめ

やはり、買うなら誰も見向きもしていない、今でしょう。

何となく、J-POPより洋楽の方が、中古が少ないような気がしますので、そちらから買い集めるのもいいかもしれません。

うにが実際に使用している、テクニクスの一体型CDプレーヤーです。

冒頭で紹介した、短冊形の8センチ・シングルCDもアダプターなしで再生できます。

繊細なサウンド、迫力のあるサウンドがすぐに楽しめます。

詳しくは「一体型CDプレーヤーSC-C70MK2を一年間使用した感想」をどうぞ！

2025年は、いい音で気分良くスタートしましょう！