「和モノ」とは、DJ目線で発掘された、主に昭和の国産ディスコ、ファンク、ブギーなどの踊れる要素のある音楽の事です。
何となく敷居が高そうな感じがしますが、そんな事はありません。
ブームが続いているシティーポップの中にも、和モノと呼ばれるレコードは多いです。
例えば、山下達郎。
今では、彼のアナログ盤はかなり高騰していますが、それ以外にも手の届く和モノもまだまだあります。
今回は、そんな和モノの探し方や魅力を解説します。
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和モノの魅力
こんないい曲があったのか!と言う驚きと、何だこれは!と言う衝撃です。
そんな驚きと衝撃に満ちた和モノを、数枚紹介します。

オリジナルは、春日八郎が歌った「お富さん」。
それをディスコ・カバーしたのが、このシングル盤です。
演奏・歌は、メンフィスのソウル・グループ、エボニー・ウェッブ。
企画、制作は日本で行われ、アレンジは上田 力、発売はキング・レコードからです。
次は、人気ドラマ「あぶない刑事」の挿入歌で、ユージこと柴田恭兵が歌う「ランニング・ショット」のシングル盤です。

4つ打ちのファンクがカッコ良すぎる!
ジャケも!
次は、スリー・ディグリーズが日本語で歌う「にがい涙」。

来日記念盤で、作詞は安井かずみ、作曲は筒美京平、アレンジは深町純。
鉄壁の布陣で制作されたこのシングル盤ですが、片言の日本語の衝撃と、ジャケの衝撃と、でも違和感なく聴ける衝撃で、最高です。
和モノの種類
こんな感じで、歌謡曲、演歌、民謡、サウンドトラック、アニメの主題歌、テレビドラマの劇伴などの中に、音圧が高く、踊れる楽曲があります。
ディスクガイド「和モノAtoZ」で、詳しく紹介されています。
うにも持っているのですが、オールカラーで見やすく、大変参考になります。
初版が2015年で、この本自体が貴重になっていますので、見かけたら是非購入を!
ちなみに、冒頭で紹介した3枚のシングル盤もこの本に掲載されています。
和モノの探し方
経験上、リサイクルショップにある中古レコードの中に、和モノが潜んでいるケースが多いです。
アルバム(LP)の和モノは、ハードルが高いと思う方は、シングル盤の安いモノで慣れていった方がいいと思います。
アルバムの中の全ての曲が、和モノとして聴ける可能性は少ないですし、値段が高くて内容もイマイチでがっかり、と言うのはなるべく避けたいですからね。
また、中古レコード店で「和モノ」コーナーがある所もありますが、ほとんどは、それぞれのジャンル(歌謡曲、演歌、アニメなど)に置かれています。
なので、例えば歌謡曲のコーナーを一通り全て見て、その中から面白そうなモノを探す感じです。
実例を。

ヴォーカルが杉山清貴からカルロス・トシキに変わり、1986オメガトライブ名義でリリースされたシングル盤「COSMIC LOVE」です。
これは、中古レコード市の歌謡曲のコーナーにあり、なんとなく、ジャケットのデザインが気になり、確か300円位だったので買ってみたものです。
浮遊感のある、アーバンなシティーポップです。
このように安ければ、気になるものは買ってみた方がいいです。
スリー・ディグリーズの「にがい涙」は、リサイクルショップの洋楽シングル盤コーナーで、ABC順に置かれたモノを全て見て、100円で売られていたので買いました。
地味ですが、これが安く買える一番いい方法だと思います。
まとめ
和モノをピンポイントで探すと言うより、色々なジャンルをくまなく見ながら、横目で和モノもチェックする、と言うやり方がいいと思います。
あと、シングル盤の場合は、B面に和モノがある場合があります。
例えば、中原理恵のシングル盤「ディスコ・レディー」のB面「SENTIMENTAL HOTEL」。

A面の「ディスコ・レディー」は曲名ほど、ディスコな感じはしません。
が、B面の「SENTIMENTAL HOTEL」は、ミディアムなファンクナンバーで、ミステリアスなスパイ映画のワンシーンのような感じがします。
けだるく、ゆっくり踊れて飽きない曲です。
シングル盤なので、音圧は高いです。
この曲は、セカンド・アルバム「Killing Me」に収録されていて、他の曲(個室など)は「和モノAtoZ」でも紹介されています。
いきなりアルバムを買うより、安いシングル盤でトライしてみましょう!
おわり!

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