今回はアナログ盤を45年間収集し、今も買い続けているうにが選ぶ、80年代の名盤10枚を紹介します。
一般的な名盤とは多少異なりますが、これを聴けば当時の雰囲気が感じられると思います。
CDやサブスクとは違い、アナログ盤には、当時の空気感もそのままパッケージされているので、その場に居るような感覚になります。
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アズテック カメラ 「ハイランド・ハードレイン」1983年

アズテック カメラのファースト・アルバム。
70年代の終わりから、80年代の初頭まで、イギリス(ロンドン)では、パンクの嵐が吹き荒れていました。
ようやくパンクが終わりを告げる頃、このアルバムがリリースされました。
パンクを通過したアコースティックなサウンドは、ネオ・アコースティックと呼ばれました。
とにかく、1曲目のイントロから衝撃を受けましたね。
名盤!
アナログ盤を聴く時に必要です。
盤面のホコリや汚れを取り、静電気を防止します。
サウンドがクリアになります。
キャバレー・ボルテール 「ボイス・オブ・アメリカ」1981年

先程のアズテック・カメラと同じレーベル、ラフ・トレードからリリースされました。
インダストリアル・ノイズのバンドですが、来日公演も行わています。
一時、ファクトリー・レコードに所属していて、ニュー・オーダーとも交流がありました。
テープ・コラージュ、エレクトロニクスを多用し、既存のロックを解体する様は、刺激的でした。
宅録を始めるキッカケにもなったアルバムです。
名盤!
ジャパン 「孤独な影」1980年

一般的にはラストアルバムの「錻力の太鼓」がジャパンの最高傑作(名盤)と言われています。
が、うにはこの「孤独な影」を選びました。
「錻力の太鼓」より、ニューウェーブ色が濃いのが理由です。
グラム・ロックからスタートしたバンドが、ニューウェーブを通過してサウンドを変化させていく様が、80年代そのものと言えます。
B面最後の「アイランズ・イン・アフリカ」はYMOの坂本龍一が作曲しています。
名盤!
ABC 「レキシコン・オブ・ラブ」1982年

映画のサントラのようなストリングスで始まるA面1曲目から、畳み掛けるようにスタートします。
ホワイト・ファンク、ヨーロピアン・ファンクとも呼ばれています。
アルバムの構成が見事です。
これは、アナログ盤で通して聴くべき名盤ですね。

ドラマーのデヴィッド・パーマはYMOの散解ツアーに参加しています。
バーシア 「タイム・アンド・タイド」1987年

マット・ビアンコから脱退して、ソロとしてリリースしたアルバムです。
アシッド・ジャズの文脈でも、フリー・ソウルの文脈でも評価されるべき名盤です。
とにかく、バーシアのヴォーカルが素晴らしいです。
どうしてもアナログ盤が手に入らない時は、CDで聴くのもアリです。
ローマン・ホリデー 「クッキン・オン・ザ・ルーフ」1983年

当時、初めて聴いて腰を抜かす程驚きました。
ニューウェーブ全盛期にジャイブ?
しかも、この時メンバー全員20歳!
過去の音楽であったジャイブと、パンクで否定されたロックンロールを見事に復活させた名盤です。
日本でもCMで「ドント・トライ・トゥ・イット」が使用されました。
スイング・アウト・シスター 「カレイドスコープ・ワールド」1989年

ファースト・アルバムからのシングル「ブレイク・アウト」があまりにも有名なデュオです。
本アルバムは、バート・バカラックなどのイージー・リスニング系のサウンドを大幅に取り入れた、映画音楽のような趣きです。
後の渋谷系にも影響を与えたました。
名盤です。
アニタ・ベイカー 「ギヴィング・ユー・ザ・ベスト」 1988年

80年代は、イギリスの音楽が世界を席巻した時代でした。
その中で、アメリカで絶大な人気を誇るアニタ・ベイカーは、ここ日本でも受け入れられました。
深夜のカーステレオ(カセット)にこれ程合う曲はないでしょう。
歌唱力もすばらしく、曲もいいのですが、何より独特の雰囲気が彼女にはあります。
名盤です。
松任谷由実 「パール・ピアス」1982年

ユーミンの他のアルバムと比べ、キャッチーさや、スケールの大きい曲がない地味めなアルバムです。
しかし、全曲のクオリティがとんでもなく高いアルバムなのです。
全て、洋楽を下敷きにしていながら、完全に自分の物として消化し、都会のOLの心模様を鮮やかに描いた歌詞の世界。
名盤です。
この歌詞にこのサウンド!
ぜひともアナログ盤で聴いてみて下さい。
808 ステイト 「90」 1989年

1987年の夏、イギリスでは、セカンド・サマー・オブ・ラブと言うダンスムーブメントが社会現象になるほど、盛り上がっていました。
その渦中から、このグループが放ったアルバム「90」は、日本でも衝撃を持って聴かれました。
クラブ・ミュージックの新しい時代を切り開いた名盤です。
まとめ
イギリスのアーティストが多いのは、やはり80年代(特に前半)は、世界の音楽の中心がロンドンだった事に由来します。
又80年代は、アナログ・レコードが最もアナログ・レコードらしかった時代とも言えます。
どういう事かと言うと、90年代以降、現在も含め生産されているアナログ盤は、マスター音源がデジタルなので、本来のアナログ盤とは異なるからです。(*89年頃からマスター音源のデジタル化は行われています)。
この中から1枚でも気に入ったアナログ盤があれば嬉しいです。
いい音楽に出会えますように!
おわり!



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