マドンナ「Confessions Ⅱ」解説

CD

7月29日にマドンナの最新作「Confessions Ⅱ」の日本盤がリリースされました。

実はマドンナのアルバムは、1998年の「Ray of Light」あたりからほとんど聴いていませんでした。

新作がリリースされるたびに、何か出てるなあ位の感覚でしたので、今回は気合を入れて聴いてみました。

結論、3回聴いて良さが分かるアルバムです。

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前作、Confessions On A Dance Floor(2005)と何が違う?

先ずは2005年リリースのConfessions On A Dance Fllorから「Hung Up」をもう一度聴いてみましょう。

マドンナのレオタード姿があまりにも強烈で、多少色モノ的な扱いだった記憶があります。

アバやドナ・サマーなどの70年代のディスコ、ダンス・ミュージックをサンプリングしていて、全体的にはペットショップ・ボーイズなどのユーロ・ハウス的な感じがします。

では、次に、今回リリースされた、Confessions Ⅱから先行曲の「Bring Your Love」を聴いてみましょう。

インナー・シティのハウス・クラシック「Good Life 」をサンプリングしています。

プロデューサーは前作と同じく、スチュアート・プライスが担当しています。

前作とは、ムードがガラリと変わっています。

80年代後半のハウス・ミュージックからのサンプリングのせいか、アンダーグラウンドで、硬質な感じがします。

全曲聴いてみた感想

実は、タワーレコードでこのCDを買うか1時間悩みました。

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結局、購入したのですが、視聴でもピンと来ませんでした。

家で、全曲聴いてみたのですが1回目は正直よく分かりませんでした。

モヤモヤして、スッキリしない感じです。

全体としてはハウス・ミュージック(フィルター・ハウス)なんだよなあ。

でもハウスだけどハウスじゃない、と言うのが正直な感想です。

「ConfessionsⅡ」はハウス?

3回全部聴いてみて、ある事に気が付きました。

ハウス・ミュージックの場合、ドラムの各パートが全面に押し出るように聴こえるのに、このアルバムは全てリズムが、奥に聴こえるのです。

でも、バスドラやスネア、ハイハットの音圧や存在感は確かにあり、リズムパターンは、ハウスの四つ打ちです。

ここでフィルター・ハウスの名曲、ダフト・パンクの「One More Time」を試しに聴いてみましょう。

「Bring Your Love」と比較すると、リズムが前に出ています。

いや、変わらないでしょ。

そう思う方は、スネアドラムの音だけに集中してみて下さい。

あきらかに、「Bring Your Love」の方が奥に聴こえます。

じゃあ、前作「Confessions On A Dance Fllor」はどうなのか。

全曲聴きましたが、ドラムは前に出ています。

プロデューサーは同じスチュアート・プライス。

彼はなぜ、今回、ドラムを奥に引っ込めつつ、各リズムセクションの音圧や存在感はそのままにする、と言う回りくどい選択をしたのでしょうか?

そのままでいいじゃん。

そう思いませんか?

この事がモヤモヤする大きな原因でした。

ConfessionsⅡのライブで新発見

CDを買った後に、NYのど真ん中で6月に行われた、ConfessionsⅡのリリース記念ライブ映像を見つけました。

存在感が半端じゃないですね。

DJブースにいるのは、プロデューサーのスチュアート・プライス。

この映像の音を聴いて、ドラムが普通に前に出ている!とすぐに感じました。

カラオケ状態で、バック・サウンドが流されているので、音源はCDと変わらないはず。

にも関わらず、明らかにドラムが前に出ています。

このライブ映像の音の方が、納得がいきます。

モヤモヤしません。

普通に、いいダンス・ミュージックです。

もしかして、CD用とライブ用で音源(ミックス)が違うのか?

仮説

ライブ映像のサウンドは、ハウス・ミュージックと言うか、良質なダンス・ミュージックとして聴こえます。

一方CDの方は、ダンス・ミュージックと言うよりは、リスニング系のエレクトロ・ミュージックとして聴こえます。

更に、CDの方が何度も聴きたくなるようなサウンドです。

シングルがメインのハウス・ミュージックは、通して何度も聴けるアルバムが少ないので、それを避けるために、ミックスを変えたのではないでしょうか?

一方、ライブはその場限りなので、普通のハウスのミックスでOK。

あくまで、うにの仮説です。

まとめ

今回のニュー・アルバムのCDを買う前に、NYのライブ映像を観てからでもいいと思います。

いい意味でそれとは別物だと思えば、納得がいくと思います。

最後に、スチュアート・プライスの手腕に脱帽です。

マドンナの信頼が厚いのも納得。

おわり!

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