レコードには構成があるのです。知ってました?SIDE A

レコード

知れば知るほど楽しくなる、レコードの世界。今回は、1枚のレコードの世界観について2回に分けて説明するっちゃ!(急に仙台弁)。では、SIDE Aのスタートだべ。
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A面とB面では世界が違う!

レコードを聴く時、必ずA面が終われば、一度ストップして、次にB面をかけます。なので、少しの時間、現実に戻ります。これ、非常に重要です。強制的にこの機能がレコードにあるおかげで、アルバムの世界は豊かになりました。実際にわかりやす例が、ロッド・スチュアートの「アトランティック・クロッシング」です。

右のジャケット裏面を見ると、このアルバムは、A面がSide AではなくFast Side、同じようにB面が
Side Bではなく、Slow Sideと記載されていますよね。つまり、A面が速いテンポのゴキゲンなロック・ナンバー集で、B面が遅いテンポのバーラード系の泣かせるナンバー集なのです。

名匠トム・ダウトがプロデュースしたこの作品は、ロッド・スチュアートのボーカリストとしての才能を余すところなく表現しています。A面では体が動き出すような、ドラム、ベースラインとホーンセクションに、ロッドの声がグルーヴィーに絡み合い、A面ラストの曲が拍手で終わります。ここで、レコードをストップさせ、気分がリセットされます。

そしてB面は、A面の余韻を少し感じつつ、涼しげなアコースティック・ギターのイントロからスタートします。3曲目のモータウンの名曲「THIS OLD HEART OF MINE」でしみじみとさせ、アルバムのラストは、日本の某アーティストも参考にした「SAILING」で静かに幕を閉じます。

レコードの場合、アルバム1枚を通して聴くことで、そのアーティストの魅力に触れることができます。
ロッド・スチュアートの「アトランティック・クロッシング」は、そのいい例だと思います。ぜひレコードで聴いてね!

SIDAE A おわり!

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